LINE@にてお問い合わせいただけるようになりました

看護師が教える統合失調症をよく知るために

統合失調症という病気

「統合失調症」という言葉をここ十数年で聞くようになりました。
精神のネットワークがうまく動かず、幻覚や妄想、自分の考えが上手くまとまらない、意欲がわかないなど様々な症状が起こる精神疾患です。

症状が起こると、自分でも思いも寄らない行動や言動をしてしまうこともあるため、周りとの関係がうまくいかなかったり、偏見の目で見られてしまうこともあります。

とはいえ、この「統合失調症」は実は100人に1人がかかっていると言われ、決して珍しい病気ではありません。
原因はまだはっきりとはわかっていませんが、遺伝子だけでなく、脳内で情報を伝える神経伝達物質のバランスがくずれることが関係しているのではないかといわれています。大きなストレスがかかることも関係があるようです。

そして、医学の発達による新しい薬の開発と心理社会的ケアの進歩により、初発患者のほぼ半数は、完全かつ長期的な回復を期待できるようになりました。

不安になると思いますが、「知る」ことそして自分の症状を「理解する」ことによって、回復への道は開けていきます。

統合失調症に関するよくある質問

統合失調症は治療すれば治るのでしょうか?

きちんと治療を継続し、家族のサポートなど環境が整えば、ごく普通の日常生活が送れるほどに回復します。

どのような治療方法がありますか?

抗精神病薬による治療が中心です。その他、患者さんの心理や精神面をサポートする精神療法や社会復帰のためのリハビリテーションもあります。

お薬を飲み続けるとどんな効果があるのですか?

お薬を決められた回数きちんと飲んでいくと、再発が少なくなります。

もう治ったと思うので、お薬を飲むのをやめてもいいですか?

お薬を勝手にやめてしまうと、再発する可能性がとても高くなります。
自己判断をせずに病院で医師の診断を受けるようにしてください。

お薬には様々なタイプがありますが、どの様に選び分けたらよいですか?

錠剤、散剤、内用液、OD錠、持効性注射剤などあります。
それぞれライフスタイルや効能により取り入れやすさもことなりますので、病院で医師と相談して決めるようにしてください。続けないと意味がないので、飲みにくい、効いている気がしないなど思ったことは何でも相談することが大切です。

お薬にはどんな副作用がありますか?

一般的には下記のような副作用があると言われています。最近のお薬は副作用が軽減されているものもありますので、ライフスタイルに合わせて医師と相談してみてください。
・手足、あご、舌などがこわばって動きにくい
・手または体が規則的にふるえる
・体が落ち着かず、じっと座っていられない
・便秘
・口が乾く、尿が出にくい
・体重増加、血糖値の上昇
・性欲の減退、月経不順などがあります

リライフでの取り組み

両手の写真素材|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK

リライフには看護師が在勤しており、病気の事で聞きにくい事や相談などあればいつでも聞いていただけたらと思っております。

統合失調症は症状が多岐に渡るので、わからない事や知りたいがあって病院で聞きにくい時はどんどん質問をしてください。
提携のクリニックの専門医に相談に乗ってもらうこともできます。